中銀カプセルタワーってカプセル個々に交換できなかったのか

新橋駅から徒歩5分ほどのところにある「中銀カプセルタワービル」をご存じだろうか。立方体の箱がたくさん積まれていて、丸い窓が並んでいる。1972年に建てられたこのビルが、数年前からジワジワ人気が出ているのだ。その謎に迫ったところ……。

前田: カプセルはフックに載せて、上部の4カ所をネジで固定しているんですよね。また下層階から上層階にかけて順番に設置されているので、1つだけ外すのは難しい。例えば、5階に住んでいる人が「自分のところだけ交換してください」と言っても、6階以上のカプセルを外さなければいけないので、該当するオーナーの同意を得るのが難しい。

この物件、「借地権」の問題とか建物が最終的にどうなるのか、私気になります

買いたい、住みたいという人が多い「中銀カプセルタワービル」。建築家・黒川紀章の作品。他の追随を許さない唯一無二の存在。なぜ、この種のマンションはなぜ消えたのか。
中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクトのプレスリリース(2018年8月24日 15時04分)故・黒川紀章氏の名建築「中銀カプセルタワービル」が取り壊しの危機に!東京の重要な観光資源の保存を求め、小池百合子東京都知事宛に署名を開始。